(続き)

もちろん不登校関係の専門家に相談の上ですが、子どもに
「一旦、しっかり休もう。今は休むのが仕事だと思って、罪悪感を持たずに休もう」
と提案。
そうしたらよっぽど安心したのか、翌日からすっかり引きこもり状態です。本当に眠ってばかりで、起きていても着替えもせず、スマホとテレビばかり。
0か100の子だから、こういうところでもハッキリしています。

学校側とは登校渋りの段階から担任の先生や学年主任の先生、スクールカウンセラーの先生と相談していたので、今は行ける状態じゃないという現状を理解してくれました。
有難いことに先生方も本人の意思を尊重してくださり、
「ゆっくりでいいのよ。慌てないでいいの」
と何度も言ってくれました。
それで私の方も安心して休ませることができましたし、先生方の言葉には本当に救われました。

そのため普通から外れる不安はもちろんありましたが、私自身がホッとしたというのも正直な気持ちです。
毎朝学校にする欠席連絡の電話から解放されましたし、子どもはとにかくどこにも行かないわけですから、毎日この子は本当に行けるのかどうか、ヤキモキする必要がないのです。

私自身が休める時間が増えました。
実際眠くて眠くて仕方がなく、いかに心身が擦り減っていたのかを実感させられました。

「これだけ自分が眠れるってことは、今は神様から休む時間が与えられたと思って休もう」

と、私も子どもと同じでほぼ引きこもり状態です。
家事の合間にネットで不登校について調べ、出かけるのは主に不登校の相談関係。
頭の中の95%は子どものことで占められていました。

我が子の場合、主な不登校の原因は、発達障害からくる感覚過敏のため、集団での学校生活そのものが肌に合わないことがメインでした。
私は子どもが発達障害と診断されてから不登校までの一年間は、発達障害についての本を読んだり、講演会に参加して感覚の過敏さがいかに日常生活を困難なものにしているか学んでいたので、あえて辛い学校生活に戻すことは考えていませんでした。
講演会で、ある先生がした例えが非常に分かりやすかったので紹介します。

「タバコを吸わない人が朝から夕方まで喫煙室で勉強して、お昼も食べて、って強制されたらどうですか?
頭も痛くなるし、目も痛くなる。
気持ちも悪くなって食欲なんかなくなるでしょう。
それが週に5日もあったら、次の月曜日に行きたくなくなりますよね。」

考えれば当たり前のことですが、世の中にいる人全てが「普通」ではありません。
いろんな人がいて当たり前なのに、我が子を「普通」の枠にはめようと必死で育ててきました。
生まれた時から「どうも普通じゃない」と感じていたのに、私たち親も、本人も、「普通」にこだわって生きてきました。
13年もそうやって生活してきて、ようやく発達障害という概念に行き着いたわけです。
「発達障害」は言葉としてはあまり良くない響きですが、ちゃんと診断されたことで本来の正体がわかり、やっと対処法があることがわかりました。
思春期の難しい年頃になっていますから、なかなかアドバイス通りにはいきませんでしたが、発達障害について理解を深めることは、世の中の仕組みを改めて考えてみるきっかけにもなりました。

少し横道に逸れましたが、そんなわけで子どもばかりでなく親も納得して不登校することを選んだので、学校に戻さなくては、と思わずに済み、結果的に子どもの回復も早かったのかな、と今となって感じています。

(続く)

 



↓↓参考になりましたらポチリとお願いします。


にほんブログ村
人気ブログランキング






『思春期ブルー相談室』カウンセリングメニュー
  対面カウンセリング ▷
  電話カウンセリング ▷
  メールカウンセリング ▷
  別室「思"秋”期ブルーのへや」 ▷