これまでのブログでもお伝えしていますが、娘は発達障害です。

元々、敏感でアレルギー体質のところ、ストレスフルな思春期を迎え、感覚が敏感過ぎる状態となりました。

何もかもが眩しく見え、普通の人には聞こえない音も聞こえるのです。

そのことがきっかけでADHDの診断に行き着きました。

中学1年生の時のことです。


思春期に突入してから発達障害に気づく場合は、幼少期から目立つ気質があって診断される場合と違い、事情が複雑です。

診断されるまでに大抵「心身のエネルギー不足」に陥っているからです。

自己肯定感が低く、いわゆる二次障害を引き起こしている場合が多いのです。

そして、なぜ複雑化するかというと、二次障害には「病名」が付くことが多いので、根本的な解決となる「人とは違う気質の受け入れ」がそっちのけになってしまうのです。

場合によっては二次障害の診断、治療だけのこともあると思います。

自分がどんな人間か、普通の人とは違う特性があるんだ、ということを知らぬまま、思春期の闇から出られなくなってしまうのです。


たとえ娘のように発達障害の診断にたどり着き、特性の説明を受けたとしても、これまで無関係だった「障害」をいきなり突きつけられれば、本人も周囲もすんなり受け入れられなくても仕方のないこと。

とても「療育」どころではないのが現状でしょう。



障害の有無に関係なく、子どもの頃はみな、脳みそも心も単純です。

例えば、箱の中に毛糸を入れても、10色くらいなら絡むことはありません。

しかし、思春期になると一気に脳みそも心も複雑になります。

箱の大きさは大して変わらないのに、毛糸の色は20色にも30色にも増え、ちょっと振ったらグッチャグチャに絡まって解けなくなってしまいます。

これが、自己が肯定できない思春期の闇状態。

それを、色の付いたメガネをかけて、解こうとしているのが、特性を理解していない、ということです。

この色メガネの名前は「理想」、でしょうか。

「高学歴な理想」、「優秀な理想」とか。

わりと私のように「普通である理想」の方も多いかもしれません。


いずれにしても、色メガネで見てるので、本当の毛糸の色がわからないのです。

親がかけていると、子どももかけています。

子どもも自分の毛糸の色がわかりません。


色メガネを取って、本当の毛糸の色を見れば、オレンジ色も黄色もレモン色も区別できるので、絡まっていたお団子も解くことができます。

箱の中身は、普通の人にはないカラフルで個性的な毛糸の玉がいっぱい並ぶはずです。

その中でも、特に太くてしっかりした毛糸を見つければいいのです。

本人だけでなく、親も、周りの人も巻き込んで、どんどん紡いでいけば、大成功。



発達障害って、とにかく名前が良くないですね。

最近では言い方を変えている専門家の先生も多いそうです。

性格のようなもの、と言っているドクターもいました。


感受性が豊かで繊細、真面目で融通が利かない、オールオアナッシング、完璧主義、テンポがちょっと普通と違って、コミュニケーションが独特、みんなの前では大人しいけど、一対一だとおしゃべりが止まらない、得意科目は博士並みの知識なのにおっちょこちょい、譲れないこだわりがある、などなど。

みんなと仲良くしたい気持ちはあるけど、群れでいることが苦手で、ちょっと浮いた存在。

自分でもそのことはわかっているので、学校に居場所がなく不登校となりやすいのです。


思春期の闇に入ったら、発達障害と診断されていた子どもより、診断されていないグレーの子の方が、よっぽど苦戦するのではないでしょうか。

なので、思春期以降は発達障害という概念より、もう少し広く捉えた考え方の方が応用が利くかもしれませんね。


私のおすすめは、このブログで何度もお伝えしている「ST(スペシャルタレント)気質」という言い方です。

障害ではなく、気質なので、グレーの子にも当てはまる考え方です。

対応の仕方に診断の有無は関係ありません。

つまり、気質に気付けばそれでOKなのです。

とにかく色メガネを取って、その子独特の特性をそのまま受け入れることです。


私はこれに出会えて、娘の理解がグンと深まりました。

何より、娘自身が自分をST気質だと認識し、判断基準にしているのが素晴らしい変化でした。

STだから、これは得意だからやる。
でもこれはできない。
じゃあ、親にやってもらう。

こういう判断ができるのです。

そして、自分を理解しているので、上手に頼めるようになっています。

ちなみに以前の娘は、親へのお願い事なんて屈辱的でできませんでした。

自分の気質を知ると、生き方が変わる、ということです。

普通であることより、自分のカラーを生かしたユニークな生き方を目指すようになるのです。

こうなれば、思春期の闇から脱出成功。


家族支援メンタルサポート協会で毎年2回行われる家族支援カウンセラーの養成講座でも、ST気質についての講義があります。

毎回、何名かの方が自分のST気質に気付き、これまでのモヤモヤが晴れるそうですよ。

大人になってからでも、生き方は変えられるのです。




今回の記事はここまでとなります。
お読みいただき、感謝です!


ポチっとして頂けると嬉しいです↓↓


こちらもよろしくお願いします ↓↓




ありがとうございました。

またのお越しをお待ちしております。



海野しぶき